1976年発売の『Minolta 110 zoom SLR+Zoom Rokkor -Macro 25-50mm F4.5』です!
なんでしょうこの近未来的なクラシックなデザインは!
思い切ったデザインをしてますね、画面サイズが13×17mmの110(ワンテン)フィルム使ってるからこそできるデザインですね。
『110(ワンテン)フィルム』って知ってます?
日本では『ポケットフィルム』とか呼ばれてたりするんですけど、僕は『ワンテンフィルム』の方が馴染みがあります。カートリッジ式なので不用意にフィルムが感光するリスクは少ないのですが、フィルムを入れたまま裏蓋を開けてしまえば同じことなんですが、犠牲になるのはほんの数枚程度です。撮影済みの部分はすでにカートリッジの中なので安心は安心ですよね。
ただこれフィルム面積が135フィルム(24×36mm)の1/4しかないので、プリントしてもせいぜいL判までではないでしょうか、フィルム面積が小さいので自ずと被写界深度も深くなり『ボケ味が…』ということは難しくなり、発売されていたカメラもそのデメリットを活かしたパンフォーカスなカメラが多かったようにあります。
また、発売時期がハーフ判などより後のためボディがプラスチック製で独創的なデザインのカメラも多かったりもしますが、ちょっとチープなイメージのつきやすいカメラだったのではないでしょうか?
実際僕もそういうイメージを持っていたのですが…、この『Minolta 110 zoom SLR』はなんとも言い難い雰囲気を持ってます!
パッと見た瞬間8mmのカメラかと思って二度見したほどです。
レンズ交換こそできませんが、ズームレンズが付きピントも合わせられる絞り優先専用のカメラです。
110フィルムを使うのでこういうデザインになったのは、結果的にはなんとなく理解はできるのですが、これを開発や販売などの会議もあったと思うのですが、よく許可したなと思います!
SF映画に出てくる戦闘機のような形ですからね(^_^;)
フィルムの巻き上げレバーはカメラの底面にあるのですが、左手でのワンアクションでフィルムの巻き上げとシャッターチャージまでしてくれます。控えめな位置にひっそりと配置されてるのがかわいいですね。
ですが、こんな薄いデザインで巻き上げレバーをあんなとこに付ければ、三脚は横にしか付けられません。
シャッター速度の選択はできませんがバルブが選べたり、シャッターボタンにケーブルレリーズが使えたりと本格的な機能も備えられていてなかなか面白そうなカメラです!が…、110ですからね…(^_^;)
アマゾンでも110フィルムは買えるようですし、聞けばキ○ムラなどでも在庫をおいてる店舗もあるようなので、ちょっと試し撮りしてみましょう(^^ゞ
管理番号 | 00012 |
記事作成者 | |
メーカー | Minolta(ミノルタ) |
名称 | Minolta 110 zoom SLR+Zoom Rokkor -Macro 25-50mm F4.5 |
記事作成日時 | 2016年2月26日16時18分 |
※『collection』コンテンツはそれぞれのカメラなどの情報を公開することを目的としていますので、公開後も追記や修正などを行っていきます。