■カメラノハナシ Rolleiflex SL2,000F motor + Planar 50mm F1.4 Tweet
1981年発売の『Rolleiflex SL2000F motor + Planar 50mm F1.4』ですが、個人的には１番使ってみたかったカメラNO1ですね！
135フォルムを使うカメラでこのカタチ！
撮影途中でもフィルムの交換ができるフィルムマガジンタイプで、アイレベルファインダーとウエストレベルファインダーも標準装備、さらにシャッターボタンが2つというなんとも奇妙なカメラです。
もちろん、カールツアイスのレンズを使っていたり、これをローライが作っていたりと信頼性には申し分無い程のレベルなのですが、とにかく値段が高かった記憶があります。発売されたのは僕が10歳の時なのでもちろん当時のことは知ら無いのですが、後々興味を持って調べた時に確か当時の大卒初任給平均の倍ちょっとの値段だったような気がします。確かレンズ付きで30万前後だったような、ハッキリ覚えてないので違うかも…、違ってたら教えてください(^_^;)
最初にこのカメラの存在を知ったのは雑誌だったと思うのですが、本当は6×6cm判の『Rolleiflex 6008インテグラル』の方に興味があって『SL2000F』の存在は知らなかったんですよ、『6008』は発売が1996年ですから、『SL2000F』は15歳もお兄さんだったんですよ、90年代終盤まで販売してたかどうかは覚えてませんが、1981年にこのデザインと仕様と値段で発売ですからかなりブッ飛んでます！
日本で1981年と言えばピンクレディーが解散した年で、松本伊代や薬師丸ひろ子がデビューした年です！
さらにこのカメラが発表されたのは1976年、僕はまだ5歳ですよその頃にこのかなり前衛的なカメラを作ってしまうところに脱帽です！
今手元にあって、触っていてもデザインも存在感もなにも遜色がないのですが、正直言えば高価過ぎるぐらいのこのカメラを使うのと、一般的なカメラを2台抱えて違うフィルムを装填した方がコスト的には安く済みますよね、国産の一般的な一眼レフならたぶん1／3ぐらいの値段で買えたはずです！
面白いカメラだとは思うのですが、その辺が大きなハードルになってたのではないのでしょうか？
ウエストレベルファインダーなどは中判カメラとかを使ったことのある人でなければなかなか難しいでしょうし、撮影途中にフィルム交換の可能性が度々あるのかと言えばそうでもないと思うのですよ。
どういう人をターゲットにしたのかは不明ですが、装備できるであろう機能をすべて詰め込んだとってもスーパーなカメラですね！
冒頭で「1番使ってみたかったカメラ」と書きましたがあくまで「〜使ってみたかった〜」であってそこまで欲しかった訳ではありませんw
ですが、せっかく今僕の手元にありますのでここのleglevelの撮影は徹底して標準レンズでの撮影をしています。このカメラに装着されたレンズは『Planar 50mm F1.4』まさに最適！！！
ちょっとこのカメラにリバーサルフィルムを入れて撮ってみましょうか！
エクタクロームのE100VSとか入れてみたいですよね〜、このカメラ…、コダックのリバーサルが無い世界なんか想像してなかったです、今はもうそういう時代なんですよね、リバーサルフィルムがある今のうちにいろいろ撮っておきたいですねこのブッ飛んだカメラで！(^^ゞ
| 管理番号 | 00020 |
| 記事作成者 | |
| メーカー | Rollei（ローライ） |
| 名称 | Rolleiflex SL2,000F motor + Planar 50mm F1.4 |
| 記事作成日時 | 2016年3月3日2時42分 |
※『collection』コンテンツはそれぞれのカメラなどの情報を公開することを目的としていますので、公開後も追記や修正などを行っていきます。