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■カメラノハナシ Kodak Retina IIa(#016)

leglevel.com:Kodak Retina IIa(#016):101studio
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1951年発売の『Kodak Retina IIa(#016)』です!
『Retina』は『レチナ』と呼び、アップルのRetina(レティナ)ディスプレイとは意味は『網膜』で一緒ですが読み方が違います。本当は一緒なんでしょうけど『Kodak Retina IIa(#016)』はドイツでRetina(レティナ)ディスプレイはアメリカですから言語の違いもありますよね(^_^;)

このカメラは近代カメラの礎的なカメラだと思ってるのですが異論がある方はどうぞ読み流してくださいw
コダックと言っても、コダックの子会社ドイツコダックが『Retina』カメラを1934年発売します、この時親会社のコダックからは後にフィルムのスタンダードとなるパトローネ入りの135フィルムを発売するのですが、理由は「ライカ版(フィルムサイズ24×36mm)カメラを大衆にも普及させよう」なのですが(ニュアンスが違ったらゴメンナサイ)、これ成功してますよね、世界を席巻するのですから!

と、ここで感のいい人や歴史に詳しい人は気がつくと思うのですが、歴史的にナチスドイツは1933年〜1945年で、最初の『Retina(レチナ)』は1934年7月発売らしいのですが、その翌月の8月2日にヒンデンブルクが死去し同月19日ヒトラーが国家元首(大統領ではあるがそうは呼ばせなかったらしいです)に就任します。その大きな歴史の蠢く中誕生したカメラなのですが、いつから開発をしたのかは判りませんが大衆向けのライカ版(フィルムサイズ24×36mm)カメラを普及させようとしたその考えはナチスドイツの流れに乗ってる気がします。
この時すでにヒトラーによりアウトバーン計画(1933年発表)が発表されていて、さらに1934年2月のベルリンモーターショーで「〜我々は今こそ『国民のための車』を持つべきである!」と国民車構想(VW計画/フォルクスワーゲン計画)が発表され、1978年にビートルのプロトタイプの最終型が完成し1945年の終戦後になってやっと世界でモデルチェンジ無しで2000万台以上を販売した『フォルクスワーゲン タイプ1(ビートル)』が誕生するのですが、この販売台数はたぶん破られることはないんでしょうね〜!
大幅に話が脱線しましたが、初代『Retina』はそういった時代の流れの中から生まれたカメラだったのだろうと言いたかっただけなのですが…、うちの親父が16年間(僕が生まれた後から高校生の時まで)ビートルに乗ってたのでちょっと思い入れが強くて、カメラも車も大好きなのでついついオタクっぷりが…(^_^;)

そんな時代に生まれた『Retina』が進化し、1936年の『Kodak Retina II』で連動距離計が組み込まれ、1939年『Kodak Retina IIa(#150)』で連動距離計がファインダーと一体になり、1951年にこの『Kodak Retina IIa(#016)』が発売されます。
この時フィルムの巻き上げが軍艦部に配置されたレバー式になり、ネックストラップがついたそうです!
手元にあるこのカメラは後期型のようでシャッターユニットがMX接点付きのシンクロコンパーになってます。レンズは『Retina-Xenon(レチナ・クセノン)50mm F2』が装着されています。
『Kodak Retina IIa(#016)』で軍艦部に配置されたレバー式のフィルムの巻き上げ方法は1954年のライカM3の発売までは『レチナ式』と呼ばれてたんですね〜、そして同じ1954年に『Kodak Retina IIc』が発売され、そこから蛇腹が隠されたようなのですが、3枚目の写真で少し見えるように蛇腹が見えた方が格好いいですね(^^ゞ

余談ですが、ライカM3はとても偉大なカメラなのですが、偉大すぎてこれがライカの終わりの始まりになっていくんですよね〜、まぁ終わってはないですが経営が苦しくなり『カメラノハナシ』にも書いてます1973年の『LEITZ-minolta CL』発売に繋がっていくんですよ、面白いですよね〜(^^ゞ



管理番号 00014
記事作成者
メーカー Kodak(コダック)
名称 Kodak Retina IIa(#016)
記事作成日時 2016年2月26日23時49分

 





※『collection』コンテンツはそれぞれのカメラなどの情報を公開することを目的としていますので、公開後も追記や修正などを行っていきます。


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